不条理なこと - What absurd! -

犯罪者ではない。
 
アニメをつくろうとすると野郎と女性でどうしてもいろいろ違ってくる。
たとえば腰の高さが違うので座るアニメの位置合わせ。
あるいは飲むアニメをつくったときに肩幅が違うのかカップが顔の正面に来ない。
 
対策として力強いのは女性用と男性用のアニメをつくり
オブジェクトも2つにわけるという方法がある。
当然アニメは2種類つくらないといけない。
 
当方野郎アバターを使っているので野郎の位置合わせには苦労しない。
しかし女性アバはオリジナルはあるけれどメッシュボディなどを持っていない。
「そんなの必要ないじゃないか」という向きもある。
装着物をよく作るのでやっぱ必要じゃないかと考えはじめた。
 
とそこへ。
 
Genusのメッシュヘッドがタダで手に入るよんという知らせ。
それに飛びついたのがいけなかった。
メッシュボディも欲しくなってきて一番メジャーとされるMaytreyaのを買う。
 
 散財は終わらない。
 
いろいろ見苦しくないようにシェイプをいじりはじめる。
「シェイプいじりは沼」という格言がある()。
絵心ないのに有りものでやっつけようとした。
だから冒頭の画像のような水木しげる先生に失礼な猫娘みたいになった。
 
買ったとはいえいろんな人の美意識を踏み潰した体になっている。
ですのでモザイクをかけてみた所存。
 
Twitterでいろんな人の奮闘記を参考にした。
加えてなんとなく知っていたスキン屋に出向いて
それっぽいスキンを買ってまたイジりはじめた。
服とかはガチャの余りをマケプレで売っていて
それなら安く手に入るというのでそこで手をうった。
モザイクをかけたのは作り手に罪がないので
その辺りは隠そうとした所存。
ひと言で書いてしまうとデビュー当時のマドンナをすり潰した感じ。
 
もういいか、と思った。
 
話を聞くとふだんから可愛がってもらっているぢるさん(@apple1000mg) 
がシェイプをこねるのが上手いという。
IMで尋ねたりGyazoを見てもらいながらどうにかいじる。
アドバイスをもらって自分内極限まで仕上げたのがコチラ。
007のレア・セドゥを狙ってみたのだがこれも失礼。
モザイクをかけたのは8割は略すが2割はぢるさんに失礼だから。
 
モザイクばっかでわけがわからんではないかって?
 
そう。
わけがわからないんだ。
 
RLの話。
フクイチからコロナまで10年経ってない。
人間がどんだけ残念なものなのかを思い知らされている。
つまり自分がどんだけ至らない者なのかを叩きつけられている。
自傷してるうちはお優しいですよね? みたいなことでなく
とにかく底が知れなくてだからそこおっかないのは人間だということ。
 
SecondLifeをやっていてもそんなことはいっぱいある。
仮想空間だからってことで不条理にぶち当たるとエキセントリックになりやすい。
現実空間の不条理に突き当たってもそこそこ奇矯な行動が目につく。
それをこの10年で知ってしまったのが何より怖い。
 
ブログも書くしTwitterも書く。
だんだん手が動かなくなる。
モノづくりしていてもそれを説明するのが厭になる。
考えすぎとか人間不信とかいった生易しいことではない。
ほんとRLだろうがSecondLifeだろうが人間はおっかない。
 
それでもひとりでは寂しい。ワシだけかもしれない。
どうにかして誰かを信用しようとする。
それはどこへ行っても同じなんだが
アタマの片隅に「信用ならないぞこれはいつか突然ひっくり返るぞ」と思っている。
 
オチも教訓もありません。
ただ怖いってことを書いただけ。